図解 百人一首

004番歌:田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ

読み

田子(たご)の浦(うら)に うち出(い)でて見(み)れば 白妙(しろたへ)の
富士(ふじ)の高嶺(たかね)に 雪(ゆき)は降(ふ)りつつ

意味

田子の浦の海岸に出て眺めてみると、富士の高嶺には真っ白な雪がしきりに降り続いているなぁ。

解説

田子の浦
静岡県の駿河湾西の海岸を指す名称
うち出でて見れば
出て眺めてみれば
「うち」は接頭語
接頭語とは、その言葉単独では用いられず、他の語の上について一語を形成し、語調を整える役割を持つ
白妙の
梶(かじ)の木の皮の繊維で織った白い布。「真っ白な」という意味。
降りつつ
「つつ」は反復・継続の意味
文の最後を「つつ」で終えることで動作の継続を詠嘆的に表し、「つつ止め」といわれる

音声

音声プレーヤー 音楽:NHKクリエイティブ・ライブラリー

作者

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