図解 百人一首

007番歌:天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

読み

天(あま)の原(はら) ふりさけ見(み)れば 春日(かすが)なる
三笠(みかさ)の山(やま)に 出(い)でし月(つき)かも

意味

大空を振り仰いで、はるか遠くに見えるあの月は、春日の三笠の山に出ていた月と同じ月なのだなぁ

解説

天の原
大空の意味
ふりさけ見れば
振り仰いで、はるか遠くを見る
春日なる
「春日なる」=「春日に在(あ)る」 「春日」は現在の奈良県奈良市
三笠の山
奈良県奈良市の市街地の東にある春日大社後方の山。標高282メートル
月かも
月なのだなぁ 「かも」は詠嘆の終助詞

音声

音楽:NHKクリエイティブ・ライブラリー

作者

阿倍 仲麻呂(あべ の なかまろ)(698~770)
遣唐使として唐に渡った奈良時代の留学生

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